テクノロジー戦略室AIMLチームの苑田です! AIエンジニアとして昨年4月にレバレジーズに入社し、主にLLMを活用したシステムの構築・運用を担当しています。入社1年が経ったので、この1年を振り返ってまとめていこうと思います。
やったこと
この1年でやったこと、思ったより多かったので時系列でまとめていきます。
LLMメールフィルター
レバレジーズで最初に取り組んだ仕事です。営業担当者がメールを見て「これはどの業務だ?」と毎回判断する手間を減らすため、Geminiを使って本文を自動解析・タグ付けする仕組みを作りました。タグを見るだけで次のアクションがわかるようになり、現在は1日数千件のメールをこの仕組みで処理しています。

ハッカソン
準優勝の話を擦りに擦り倒していますが、AWS主催の生成AIハッカソンで準優勝しました。作ったのは引き継ぎを自動化するAgent「引き継ぎコンシェルジュ ko☆shi」で、このハッカソンをきっかけにAgent開発の沼にどっぷりハマっていくことになります。ちなみにこの頃からAI駆動開発にも本腰を入れ始め、完全Vibe Codingに挑戦した際は文字通り死にかけました。
詳細はブログやらyoutubeやらにあるので、ご興味がある方はぜひ見てみてください
youtube:
【AWSハッカソン準優勝】AI駆動開発で挑んだ「引き継ぎエージェント」開発の裏側
記事:https://tech.leverages.jp/entry/2025/07/22/193341
AI面接
AIが面接を行うサービスをリリースしました。ここではAI面接官の作成を担当しており、いかにLLMの不確実性を抑えるか、LLM as a Judgeを定義するかなど、様々な苦労がありました。
youtube:
【AI駆動開発】人事のプロを技術で完全再現。構想5ヶ月でβ版ローンチを実現させたレバレジーズ開発チームに密着
記事: https://nalysys.jp/service/ai-interview
社内のAI推進
社内でLLMの使用率が高まってきたものの、まだまだ全社として完全に導入できているとは言いにくい状況でした。そこで、LLMアプリを誰でも作れるDifyと、LLMの動作をモニタリング・可視化できるLangfuseをEKS上にセルフホストし、全社員が安全に使えるよう整備しました。現在、Difyは4事業部、Langfuseは3事業部で使用されています。
AI Agent開発チーム爆誕
2026年1月からAI Agent開発チームが爆誕し、リーダーに就任しました。Agentの開発はもちろん、LLM as a Judge・LLMOps・AI駆動開発、さらにDifyやLangfuseの社内普及まで、やることは盛りだくさんです。現在は5人体制ですが、チーム全員でゴリゴリLLMを触りながら、日々前進しています。
AIエージェント開発勉強会の開催
AI Agentの開発をベンダーロックなしに広めたいという思いから、複数社のメンバーと共にAI Agent勉強会を立ち上げ、運営しています。第1回はレバレジーズで50人、第2回はKDDIにて130人と、回を重ねるごとに参加者が増えています。次回も開催予定ですので、ご興味がある方はぜひご参加ください。
connpass: https://minorun365.connpass.com/event/380913/
connpass: https://aibuilders.connpass.com/event/385164/
ハッカソン その2
AWSが主催するグローバルなハッカソン「AIdears」に出場しました。レバレジーズには「10%ルール」という業務の10%を自由に使える制度があり、私はここをハッカソンに充てています。今回は数千人の参加者の中からファイナリスト(上位50人)に選ばれました。最終順位の発表は4/30で、このブログを公開する時点ではまだ結果が出ていませんが、分かり次第追記します。
記事:
https://builder.aws.com/content/3AvWRbIIAfakGmO0JQOx4m3StUy/aideas-vibe-matching
builder.aws.com
2026年にやりたいこと
ここまで見ていただいてわかる通り、結構好き勝手やっています。個人的にそれがレバレジーズのいいところでもあると思っていて、この好き勝手を元に2026年にやりたいことを書いていきます。
AIによる完全開発
最近モデルが急速に賢くなっており、1年前と比べると明らかにAI駆動開発のレベルが上がってきていると感じます。kiroやcc-sdd、taktのようなツールも誕生し、以前よりはるかに高品質な開発ができる環境が整ってきました。
バグの修正・新規開発・品質チェック・テストといったソフトウェア開発の工程を段階的にAIへ委譲し、いかに人間の介入なしに開発サイクルを回せるかを突き詰めていきたいと思います。人間はAIが出した結果を承認するだけ、というような世界を目指してチャレンジしていきます。
長時間タスクを処理するAgentの開発
現在のAgent開発はチャット形式やAgentic workflowが主流ですが、24時間タスクを処理するAgentにはまだまだ課題があります。OpenClawのようなサービスも出てきているものの、セキュリティ面の問題から社内では使いにくいのが現状です。特定のタスクに特化したAgentを24時間動かし続ける、そんな仕組みを自分で作ってみたいと考えています。
ハッカソン
Agent開発やAI開発で一番悩むのが「何を作ればいいか」問題です。アイデア自体は浮かぶのですが、業務に紐づくかどうかはまた別の話で、お金をもらっている以上、関係ないものは作りにくいです。ハッカソンだとそこから解放されて、純粋に作りたいものを作れます。レバレジーズはハッカソンに参加しやすい環境なので、ガンガンやっていきます。
まとめ
レバレジーズに入って1年が経ったので、やったことをまとめてみました。改めて振り返ると色々やったなぁという気持ちと、まだまだできることがあるという感覚が同時にあります。来年見返したとき「2026年もすごかった」と思えるよう、誰もやったことのないことに挑んでいきたいと思います。